「睡眠」から「死後の世界」へ
昨夜塾で演習した英語の長文読解の内容は「睡眠」についてだった。
「睡眠というのは限りなく死に近い状態なんだよ。死ぬことは、そういう状態が限りなく続くことなんだろうね」
というようなことを私が言うと、生徒のひとりが反応した。
「そ、そ、怖いですよね。オレ、小学校の時、そーいうこと考えてちょっと悩みましたもん」
「えーなんで?なんにもわからなくなっているんだから怖くねーじゃん」
と別の生徒が言った。
「こえーじゃん。なんにもわかんない状態が
永遠に続くんだよ。もう二度と目が覚めないんだよ。こえーじゃん。」
とさっき反応した生徒が声に力をこめていった。ほんとうに恐ろしがっているようだった。
ずっとずっと「無」の状態が続くことは、彼にとってとてつもなく恐ろしいことであるようだった。
「たしかに。こわいよね。なんにもなくなった状態でいつのまにか燃やされてしまうなんて怖いよね。いやだよね。ぞーー」
って言ってから、よけいなこと言ってますます怖がらせたしまったかな?と思った。
でももっと怖いのは、いつかその日が必ずやって来るということかも。
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文豪の真夜中の近所迷惑