真夜中の絶叫
「真夜中の絶叫 」
すとん とカラダから何かが落っこちてしまったような気がした。。
落っこったものがいったい何なのか、わからないけど、ものすごく大切なものであるようなないような、全然たいしたものであるような、ないような、はっきりしないのでモヤモヤとしている。
真夜中。ふいにいったい自分がどれくらい大きな声を出せるのか試してみた。
これは、我が家が。田んぼの中の一軒家という特権だ。
力の限り叫んでみた。たぶん限界まで叫んだように思う。声がつぶれそうなほど叫んでみた。
自分の声で、鼓膜が破れそうだった。
だけど、家族の誰も起きてこなかった。誰も私の異変に気づいていないというのか?
気づいているのに、気づかないふりをしているだけなのか?わからない。
孤独。その刹那、言いようのない孤独を感じた。絶叫のあとの静けさといったらなかった。不気味なくらい、静まり返っていた。
いずれにせよ寒いことに変わりはなかった。
私の体温が、どんどん下がってゆくような気がした。
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